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無言館

毎年2月に長野県上田市にある北向観音に厄払いに出かける
あまり信心深いほうではないが、毎年出かけている
御利益があるかどうかは信心次第
お参りに行った帰り道、交通事故にあって死んだ人もいると聞いた
mugonnkann 11

同じ上田市で北向観音の近くに無言館という小さな美術館がある
もう10年以上前だが何度か訪れたことがある
戦争で死んだ画学生の遺作が展示されている
霊能力が有るわけでは無いが中に入ると異様な空気に包まれる
展示されている遺作の絵画が無言で語りかけてくるような、そんな思いにさせれれる
mugonnkann.jpg

先日、NHKの日曜美術館で紹介されていた
再放送を録画で観た
img039.jpg
無言館に展示されているこの絵の前に一人の女性が立った
この絵のモデルの女性である
そして、備え付けの感想を記入するノートに感想文をかいた

安典さん日高安典さん
私。来ました、とうとう此処へ来ました
とうとうあなたの絵に遭いにこの美術館にやってきたのです
私、もうこんなお婆ちゃん成ってしまたのですよ
だって貴方に絵をかいて貰ったのはもう50年も前のことですもの・・・
今日は決心して鹿児島から一人でやってきたんです
70を過ぎたお婆ちゃんにはとっても長い旅でした

彼女は長い文章で「安典さん」と何度も何度も呼びかけながら
結婚もせずに50年待ち続ける女の気持ちが切々と訴えてきます

涙無くして語れる話ではありません
是非皆さんんも、一度訪れてみてください


思い出の今日の一曲


甚右衛門が行く

DSC02443.jpg

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ありがとうm(__)m

甚右衛門さん、こんにちは。お久しぶりです。
エルビス・プレスリーの甘い歌声を聞いてから、無言館を訪れて、何度も涙がでました。

日高安典さんと呼びかけ、語る女性の真実に…涙が。
将来有望な青年たちが戦場に送られ酷く死んだんですよね。

私の昭和2年生まれの兄も、中学の途中で、少年特攻隊を志願しましたが、心に深い傷を負い、帰還してから刺身包丁を振り回し襖を割き、暴れました。戦後急転した社会の変わりように苦しんだのかもしれません。

本当は実に温厚な人柄でした。警視庁捜査2課に勤め、72歳で亡くなりましたが、妻や子どもたち少年特攻隊に志願したことを一言も語っていませんでした。

戦争はやってはいけないんです。
プロフィール

甚右衛門

Author:甚右衛門
新潟県上越市いなか区大字いなか字いなか在住 
団塊世代の無職の爺さん 
妻と二人の年金暮らしの貧乏生活
血液型B型 
性格天然ボケ最近特に熟してきた感じ 
趣味 書道 歴史 岩魚釣り ギター 
スキー ゴルフ ガーデニング 
全部中途半端

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