このまま春になって欲し

今日もお日様の出るい天気だった
班長さんの役目の配り物をしながら近所の様子を見てきた
天気がいいので皆さん除雪している

一人暮らしのお婆さんのお宅は、業者に委託したのか大きな除雪機で除雪していた
屋根から落ちてくる雪が地上とくっついてしまって苦労しながら除雪している人がいる
玄関か入ろうとすると真っ暗な雪のトンネルみたいだった

昨日の近所の人とのお茶飲みで
住宅を建て替えておいて良かったと話し合った
雪下ろしタイプの家に住んでいる人は年老いたら雪下ろしもできない
相手の人は足が少し痛いが内臓は丈夫と言う
食欲は多勢いらしい、やっぱり健康は食欲からだ

一人住まいなので、気ままな暮らしだが寂しいといていた
でも・・・婆さんより、俺の方が生き残って良かったと
婆さんが生き残ったら一人でここで生きていけなかったろうと言う
雪の始末が出来ないから

近所の年寄りで時々お頼みをしていたのだが・・・
みんな死んでしまって、自分一人になってしまったと
そう考えると、長生きはしたくない

多分、甚右衛門たちＧ3の中で一番早く行くのは甚右衛門だろうと、その点は安心している
他の二人は、足が痛いとか腰が痛いとか言っているが、食欲はすこぶる良い
日本そばやラーメンを食べに行っても二人とも大盛、甚右衛門は普通盛

雪が降り止んで、お日様が出てきたら、気持ちの余裕も出てきた
起こりもしない先のことを考えて、くよくよするなと自分に言い聞かせている
死への覚悟もできているし、まあ～のんびりいくさ

思い出の今日の一曲

甚右衛門が行く



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